ビジュアル系ロックバンド『PENICILLIN』のボーカリスト、HAKUEIさんが月に1回、好きなマンガについて好き放題に言いたい放題。 HAKUEIさんはマンガ好きの多い音楽業界でも一目置かれるほどのコミック通で、自らもペンを持つ連載マンガ作家。「万単位」という膨大なコミックスの蔵書を持つマンガマニアのボーカリストが熱烈に大推薦する「青少年マンガのセクシーヒロイン」はこの5キャラだ!!

●HAKUEI●
ビジュアル系ロックバンドというジャンルの礎を築いた、PENICILLINのボーカリストにしてサウンドクリエイター。2008年11月には、漫画家の古屋兎丸、俳優の平沼紀久との異色ユニット「漫画兄弟」として、絵本『納豆侍 まめ太郎でござる』(幻冬舎)を上梓。マンガの他にも、ビール、クワガタ、納豆をこよなく愛する趣味人でもある。PENICILLINとしては、11月26日にアルバム『
Supernova
』をリリース。2009年のライブツアー『PENICILLIN TOUR 09’ Supernova』は1月10日金沢AZを皮切りに、全国十数カ所で行われる
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PENICILLIN OFFICIAL WEBSITE
■PENICILLIN・HAKUEIの「青少年マンガのセクシーヒロイン」BEST5■
秋本“カトリーヌ”麗子(『こちら葛飾区亀有公園前派出所』より)

『こちら葛飾区亀有公園前派出所』(秋本治)
1976年から『週刊少年ジャンプ』にて連載中。警視庁新葛飾警察署の亀有公園前派出所に勤務する、中年の巡査部長、両津勘吉とその同僚や周辺の人物が騒動を繰り広げるギャグマンガ。単なるギャグマンガとしての枠を超え、作中にはその時々の世相や時流が盛り込まれている。コミックス正巻162巻、以下続刊
上から順に95.3、59、90cmという素晴らしいボディを持つ、『こち亀』の麗子。セクシーでありながらいやらしくなく、大人の男性が見てもよこしまな欲求をかき立てることはありません。そのくせ、子どもの目にはそこはかとない、大人のセクシーさを感じさせます。小学生だった頃の俺は、彼女見たさにコミックスの表紙に麗子のような女性が載っている7巻を喜び勇んで買ったんですが、中面には麗子らしき女性すら出て来ない。実は、連載キャラクターとして初めて麗子が登場するのは11巻。7巻の表紙に登場する女性をよくよく見ると、麗子のようなそうでないような……。少年時代のHAKUEIは見事にダマされてしまいました。
ラム(『うる星やつら』より)

『うる星やつら』(高橋留美子)
1979〜1987年に『週刊少年サンデー』誌上にて連載。浮気者でお調子者というキャラクターの高校生・諸星あたると、諸星を一途に愛する宇宙人のラムを中心としたラブコメディ。舞台は、架空の街、友引町を中心に展開され、ときには宇宙などさまざまなシチュエーションで展開される。ちなみにラムの名前の由来は、1975年にクラリオンガールとしてデビューし、その後タレントとして活躍したグラドルのはしり、アグネス・ラムだといわれる。コミックス正巻全34巻
今回のように「そこはかとない色気」をテーマにしたとき、高橋留美子作品ならば『めぞん一刻』の「管理人さん」――音無響子を挙げる人も多いかもしれません。しかし、HAKUEIとしては、敢えてここは『うる星やつら』のラムを挙げたいところ。肌の露出面積の多いラムのセクシーさは、一見わかりやすく思えるかもしれません。しかし実はラムのキャラは実にわかりにくい。アニメの監督を務めた押井守氏も「結局、ラムという娘はわからない」と言い、作者本人ですら「描いたキャラクターのなかでもっとも理解できないキャラ」というほど、つかみどころがない。そのつかみどころのなさというのは、女性のセクシーさの本質とも言えるでしょう。
若松みゆき(『みゆき』より)

『みゆき』(あだち充)
1980〜1984年にかけて、『少年ビッグコミック』誌上にて連載された青春ラブコメディ。主人公、若松真人は、血のつながりのない妹である若松みゆきと、クラスのマドンナ的存在の鹿島みゆきという、ふたりの「みゆき」の間で揺れ続ける。H2Oが歌ったアニメ版のエンディング『想い出がいっぱい』は現在でも、カラオケ等で愛されるロングヒットに。コミックス正巻全12巻。文庫版全7巻
あだち充作品ならば、『みゆき』の若松みゆきに触れないわけにはいきません。「なぜ『タッチ』の朝倉南ではないのか」と疑問を呈される方もいらっしゃるかもしれませんが、私、HAKUEIにとって、あだち充作品において“セクシーNo.1”は間違いなく、若松みゆき。「血のつながっていない兄妹」、「しかも、さえない兄に、成績優秀で学校の人気者の妹」、「一つ屋根の下」という設定がなされた時点で、世の妄想好きな男子のハートをわしづかみ。同居しているからこそ、洗濯後の下着を目にするシーンなども実に自然に描かれています。完全に「設定の勝利」と言えるセクシーキャラ、それが若松みゆきなのです。
平松伸二作品の脇を固める女性キャラ

『ブラック・エンジェルズ』(平松伸二)
1981〜1985年に『週刊少年ジャンプ』誌上で連載されたバイオレンスアクションマンガ。自転車のスポークを武器とする主人公、雪藤洋士の決めゼリフ「地獄へ落ちろ!!」をマネする小中学生が全国的に続出。1998年には『スーパージャンプ』に掲載された『マーダーライセンス牙』に『ブラック〜』の主人公、雪藤洋士が登場し、『マーダーライセンス牙&ブラック・エンジェルズ』 というタイトルに変更された。『ブラック・エンジェルズ』コミックス正巻全20巻。文庫版全12巻
『ブラック・エンジェルズ』、『ドーベルマン刑事』など、平松作品を愛読してきたHAKUEIにとって、作中に登場し脇を固める女性キャラから目をそむけることはできません。平松作品には、少年マンガとしてはかなりセクシーなシーンがしばしば描かれていますが、なかでも主役以外のキャラクターは、かなりエロいシーンにも挑戦させられています。とりわけ、小学生当時の俺にとって「麗羅」や「ジュディ」といったキャラが登場する『ブラック・エンジェルズ』は外せない作品でした。余談ですが、主人公の雪藤洋士が自転車のスポークを武器に、“必殺仕事人”のように悪をばったばったと打ち倒す姿に憧れ、当時、別居していた父親に「自転車がほしい」とねだったことを思い出します。
ドミニク・ロイヤル(『コブラ』より)

『コブラ』(寺沢武一)
1978〜1984年に『週刊少年ジャンプ』誌上で連載されたSFアクションマンガ。左腕に「サイコガン」を持つ、宇宙海賊・コブラの活躍を描いた。映画化やテレビアニメ化もされ、その後も掲載誌を変えながら不定期連載を継続する。コミックス正巻全18巻。現在、メディアファクトリーから軽装版などが発売されている
『コブラ』に登場する女性は、身体のラインが非常に美しく描かれています。しかも、露出度が高かったり、肌にピッタリとしたボディスーツを身にまとっている。そのセクシーさは、まさに世界に通用する普遍的なものと言えるでしょう。後に『スペース・コブラ』として海外でリリースされたのもうなずけます。なかでも準レギュラーとも言えるキャラクター、ロイヤル三姉妹のなかでもコブラと恋人関係にあったドミニク・ロイヤルは数々のセクシーシーンで、当時の少年――つまり俺(笑)を楽しませてくれました。
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